流行りの女
キャリア・ウーマン、ぶりっ子、翔んでる女、未婚の母、清純派、セックスシンボル、職業婦人、軍国婦人……と時代は下がっていく。
第二次世界大戦前夜から戦後まで、軍国婦人がハヤリのタイプだったのです。
映画やTVで観ますよネ、かっぽう着に「○○婦人会」のタスキがけ。
ひっつめ髪で街頭に立ち、「パーマネントはやめませう」とか「華美な服装はひかえませう」なんて書いたビラをくぼったりしたんです。
もしパーマをかけた女性が通ったら、ハサミで髪をちょん切ったりしたんですって。
ホソトですヨ。
ほくろ 除去なんてとてもとても。
当時は、そんなおっかないオバサンがナウい女性だったんですネ。
いま、そんな。
バリバリの軍国婦人がいたら、ほとんどの人は相手にしないでしょ。
そして、「私はあのころ、かっぽう着で数寄屋橋に立っててネ、パーマをかけた女がいたから髪を切ってやったよ」と、自慢げに話す人もいません。
むしろ軍国婦人だったことをかくしているはずですよネ。