人並みはずれてキレイ
一体私は今まで何を見ていたのでしょう。
それに初めて気づくまでの三十分間、ずっと彼女を見続けていたのに。
"よーく見ればキレイ"というのではない。
人並みはずれてキレイなほくろ 除去した肌なのに、向かい合って座っていながら、それにぜんぜん気づかなかったのです。
この時思ったのは、『彼女は、せっかく磨きこんだキレイな肌をムダにしている』ということです。
素肌がこんなにキレイなのに、人がそれに気づかないのは、何かが邪魔して気づかせないのか、気づかせる何かが足りないのか・・・・・どちらにしても、この人は素肌の美しさを、自分自身の美しさ、存在の美しさにまるで結びつけていないということだった。